< MACD >
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MACDとはMoving Average Convergence and Divergence、の略で、
移動平均の収束、拡散という意味です。
買いのサインはMACD 5−20日がシグナルを下から上にクロス(ゴールデンクロス)した場合です。
この後、クロスしたMACD,シグナルの2つが共に0円のラインを上に越えてきた場合、
本格的な上昇と考えられます。
売りは逆に上から下にクロス(デッドクロス)した場合で、
その後、共に0円を下回れば本格的な下降と考えられます。
MACDは、実際には2本の指数平滑移動平均の差を表したものです。
指数平滑移動平均は単純な移動平均と比較して、
・チャートの突発的な移動には素早く反応し、
・チャートの上下の振幅は小さい
という特徴があります。
計算式は、まずEMA(指数平滑平均値)を求めます。
EMA = Y + α(X−Y)
X:日時tにおける終値
Y:(t−1)におけるEMA
α:平滑化定数、0≦α≦1、α=2÷(n+1)
n:平滑する期間
となります。
そして、EMAが求められれば、MACDは簡単に算出されます。
MACD =EMA5 − EMA20
EMA5 : 5日の指数平滑移動平均値
EMA20:20日の指数平滑移動平均値
シグナル=MACDの9日間移動平均
となります。
MACDヒストグラム(Histogram=棒グラフ)は
MACDヒストグラム =(MACD5日-20日)−(シグナル)
で表される数値で、両者の差を取ったものを棒グラフで表示しています。
MACDヒストグラムを表示させるには
「ファイル」「各種設定」「各種チャート2」の「棒グラフの表示」をチェックしてください。