< RCI(順位相関係数) >
メニュー:「表示」→「RCI(順位相関係数)」から表示できます。
RCI(Rank Correlation Index)は「順位相関係数」とも呼ばれ、一定期間の日数と
その株価(終値)との関係を示したものです。
株価の上がり過ぎ・下がり過ぎなどの状態を検知します。
計算方法は以下の通りです。
RCI=(1−6X/(Y(Y^2−1)))*100
X:(期間中の順位−価格の順位)を2乗して、日数分を合計
Y:期間(日数)
この「期間中の順位」とは、最近の日(当日)から順のことであり、最近の日から1、2と
順番を振ります。
「価格の順位」とは、株価の順のことであり、高い株価から順に1、2と順番を振ります
その結果、Xはこれらの順位の差の2乗を集計しているため、期間と株価の相関を表すことと
なります。
例えば、時間(日)の経過と完全に並行して株価が下がれば、つまり、下がり続けていれば、
期間中の順位と価格の順位は一致し、差は0となり、Xも0となります。
そして、計算の結果、RCIは -100となります。
逆に、時間(日)の経過と完全に並行して株価が上がれば、つまり、上がり続けていれば、
期間中の順位と価格の順位は逆となり、差は最大となり、Xも最大となります。
そして、計算の結果、RCIは +100となります。
なお、AlphaChartでは、他の指標と揃えて表示するため、「-100〜100」の計算結果を「0〜100」に
変換して表示しています。
過去何日間のRCIを表示するかは、各種設定で変更します。
●売買の目安
この指数は、100%に近づくと高値圏、0%に近づくと安値圏と判断します。
明確な定義はないですが、目安として、80%以上なら高値圏、20%以下なら安値圏と判断できます。
また、2つの期間のRCI(2本のRCI)のゴールデンクロス、デッドクロスを見ることで、
安値圏での「上がり始め」、高値圏での「下がり始め」を検知できます。
そのため、安値圏でゴールデンクロスなら「買い」です。
高値圏でデッドクロスなら「売り」です。